

アナトミック骨盤ヨガ®とは
「解剖学をベースに骨盤周りの筋肉にアプローチするヨガメソット」
一般的なヨガでもある程度は体幹を鍛えることはできますが
「アナトミック=解剖学」
に基づいた動きで、より効率的に体幹を鍛えることができます。
では、アナトミック骨盤ヨガ®を続けるとどんなメリットがあるのでしょうか?
メリットその①
不定愁訴の改善・予防
不定愁訴とは病気であって病気でないもの。運動不足が原因の、腰痛・肩こり・冷え・むくみ・婦人科疾患など。
病院や整骨院に行って一時的に症状が改善されても、原因が運動不足なら完治は難しいです。
受け身の治療ではなく、自らが動き自らが直す「自力整体」が完治の鍵になります。
つまり、完治を目指すのならば運動するしかないということです。
そして、妊活中の方にもお勧めです。
遠赤外線サウナなどでも芯から身体を温めることはできますが、それは外から内側への熱。アナトミック骨盤ヨガ®では身体の中心部にあり要になる骨盤周辺の筋肉にアプローチすることで身体の深層、内側から外への熱を作り出し、妊活の大敵と言われる冷え性の改善に繋がります。
子宮は赤ちゃんが約10ヵ月間過ごす大切なお部屋。骨盤のすぐ近くにあるこのお部屋もひんやりしているより、ぽかぽかな方が赤ちゃんも魅力的に感じるのではないでしょうか。
メリットその②
筋力強化
解剖学をベースに骨盤周りの筋肉にアプローチしていくことで、短時間でも効率よく体幹を鍛えることができます。ヨガ以外のスポーツでも重要になってくる「体幹」。アナトミック骨盤ヨガ®は体幹トレーニングとしての効果も高いので、続けていくことで他のスポーツでのパフォーマンスアップに繋がります。
また、骨盤は筋肉によって支えられているのですが、巷で言われている「骨盤の歪み・ズレ・緩み・開き」といったものの多くは骨盤周辺の筋肉の低下や緊張によるものです。(骨盤は通常そう簡単には動きません。)ですので、この筋肉を刺激・強化・ストレッチすることで、そのような類のものは難しくなく改善することができます。
そして、骨盤の悩みの多い産後ママにもお勧め。
妊娠中は赤ちゃんが産道を通りやすくするために骨盤を緩めるホルモンが分泌されています。産後半年くらいはこのホルモンの影響を受けやすいため、慣れない赤ちゃんのお世話などで悪い姿勢を続けていくと骨盤が歪む原因にもなってきます。産後骨盤ベルトで骨盤をサポートするママも多いですが、本来骨盤は筋肉で正しい位置に支えられているもの。この骨盤を支えている筋肉を短時間に効率よくアプローチしていきますので、子育てに追われる忙しいママにこそ行ってほしいシークエンスです。
メリットその③
柔軟性の向上
「身体を柔らかくしたい!」 ⇒ 筋肉を伸ばすストレッチをすればいい
って考えがちじゃありませんか?
でも本来、ストレッチするときの脳から筋肉への伝達は
①収縮される筋肉へ「縮め!」と命令
↓
②拮抗している(反対側の)筋肉が伸ばされる
つまり、ストレッチの前に筋トレした方が効率よく柔軟性を向上させることができます。
ストレッチがメインの緩いヨガを続けていても、柔らかくならないのはその為。
アナトミック骨盤ヨガ®では、ゆっくりとした動きで自分の身体の重さを使い、骨盤周辺の筋肉をたっぷり収縮をさせて熱を作り出します。そうすることで血流が良くなり十分に温まった筋肉は、いつもより深いストレッチを可能にしてくれます。
メリットその④
肌の調子が整う
骨盤周辺、股関節、脊柱にアプローチすることで身体の深層から熱を作り出すと、皮脂腺からサラサラの汗が出てきます。この汗には、潤いのある肌を保ちモイスチャージの働きがある脂肪酸が含まれています。続けていくと、なんだか肌の調子がいい!?と感じられるかもしれません。
メリットその⑤
極上のシャバーサナが体感できる
骨盤周辺には身体をリラックスさせる副交感神経が沢山あります。骨盤周辺を温めることで副交感神経は活性化すると同時に、身体をたっぷりと使った後なので交感神経も活性化され、自律神経は整いやすい安定状態にあります。この状態で行うシャバーサナは、普段フル回転している脳の思考をストップさせ究極の無防備にしてくれます。その結果、最後には今までのヨガでは味わうことのできない極上のシャバーサナを体感できるのです。
ここまで読むとなんだか良いこと尽くめですよね。
では、普通のヨガとは具体的に何が違うのか説明します。
特徴その①
動きがとてもゆっくり
アナトミック骨盤ヨガ®では一般的なヨガに比べるととてもゆっくり動いていきます。それは骨盤周辺の筋肉にアプローチして股関節をしっかり温め、身体が動きやすい状態にするため。さらに、一つ一つのアライメントを確認して自分の身体と向き合いながら動いくことにより怪我の予防、筋力と柔軟性の向上につなげるためです。
また、流れや勢いを使い見た目だけにこだわったアーサナの完成形を目指すのではなく、正しく安全に「身体に効かす」ことを大切にしていきます。
特徴その②
とにかくキツイ!!(ムチ)
アナトミック骨盤ヨガ®を語るうえで最大の特徴の一つがこれ。特に「ヨガ=緩いストレッチ」を想像している方にとっては衝撃かと思います。とはいっても難しい動きはありません。むしろ見た目には地味なくらいです。
では何故そんなにキツイのか、それはゆっくりとした動きにより筋肉を収縮させ身体の内側から熱を作り出しているから。自ら身体に効かせに行く「能動性」が重要です。
今の自分が簡単にできることだけをやっていては身体は変わりません。それは身体の能力を使い切っていないためです。誰にでも隠された柔軟性や筋力の伸びしろがあります。その隠された伸びしろにフォーカスすることで初めて見える世界、可能性を広げることこそが「アナトミック骨盤ヨガ®」の醍醐味なのです。
※キツイと言ってもヨガ上級者しかできないという訳ではありません。ヨガ初体験の方も大歓迎です!
なぜなら同じアーサナでも個人差個体差によって完成形が違うから。その人に合った一番身体に効くポイントがアナトミック骨盤ヨガ®でいうアーサナの完成形なのです。
特徴その③
とにかく気持ちいい!!(飴)
もう一つの最大の特徴はこちら。極限まで収縮させられた筋肉は十分に温まり血流がよくなることで、深いストレッチを可能にしてくれます。そしてこの「収縮→ストレッチ」に切り替わる(ふわ~っと力を抜いた)瞬間、自律神経は「交感神経→副交感神経」へとドラマチックなほどの変化を遂げます。この変化こそが「飴とムチ」の関係。キツければキツいほどその後のご褒美の飴が美味しく感じます。キツいけど何故かクセになる理由はこの飴にあるのです。
最後に
キツくても苦しくてもそこに向き合ったときに初めて見えてくる世界があります。ダメならお休みして何度でも立ち上がる。知らない人から見たら一見かっこ悪くみえるかもしれませんが、その姿は最高に美しいのです。自分の弱い部分、普段なら目を背けていた部分が見えてくるかもしれません。それでも逃げずに立ち向かうのならば身体は必ず変わり始めます。
目を引くような派手なことはしません。一筋の光を求め、汗を流し、ときに歯を食いしばり、ときに悔しさを噛みしめ、マットの上でただただ地味に自分自身と向き合う。アナトミック骨盤ヨガ®はそんな人間味あふれる泥臭てく美しいヨガなのです。